武蔵の歴史

大正6年

昭和6年

昭和41年

現在

むさし–限りなき未来へ向けて」より〈©能登印刷出版部〉

武蔵周辺は、古くから交通の要所であり、金沢城が置かれた藩政期以降は、市場が集まったことからも経済の中心地としても発展を続けてきました。

「武蔵ヶ辻」(むさしがつじ)の地名に由来には複数の説があります。加賀藩の重臣、中川武蔵守光重の屋敷が付近にあったという説や家柄町人、武蔵庄兵衛が住んでいたという説、矢師武蔵という者が住んでいたという説が記録には見られます。

江戸時代初期には、浅野川口の袋町周辺と犀川口の魚屋町(現在の竪町通り入り口)周辺にそれぞれ魚市場がありましたが、1721(享保6)年にこの二つが合併し、現在の近江町市場の位置に移転した。合わせて青物(野菜)の市場も移ってきたとされます。1879(明治12)年には、石屋小路(現在の武蔵町)に青果の卸売市場が開設されました。

近代から現代へ

1930(昭和5)年 三越百貨店金沢支店(後の丸越)が開業
1935(昭和10)年 三越百貨店撤退、丸越百貨店開業
1963(昭和38)年 武蔵商店街振興組合設立
1969(昭和44)年 武蔵ヶ辻第一地区再開発 武蔵が辻ビル完成
1973(昭和48)年 武蔵ヶ辻第二地区再開発 金沢スカイビル完成
1974(昭和49)年 武蔵ヶ辻第三地区再開発 ニュースカイプラザ完成
2000(平成12)年 スタジオ通りモール化完成
2002(平成14)年 ふくろう通り ふくろう縁日スタート
2009(平成21)年 近江町いちば館開業
2014(平成26)年 かなざわはこまち(ル・キューブ金沢)開業

明治末期の尾張町通り

昭和3年の近江町市場

昭和6年の彦三大通り

昭和29年の横安江町商店街

「20世紀の照像」より〈©能登印刷出版部〉

かつてのダイエー金沢店

かつての武蔵ヶ辻ビル

いずれも平成4年頃